春のような陽気に、戸惑う、体がついていけない変な天気。
2月7日の日曜日。何気なくテレビにスイッチを入れたらNHKの「のど自慢」が放送中だった。NHKの長寿番組NO1ではないだろうか。IVYも過去に一度だけ予選に応募したことがあったが、残念ながら抽選にハズレて、それきりだった。毎回、応募者が殺到し抽選で予選に出場できるのは250人らしい。更に選考があって本番に出られるのは、その1/10に絞られる。そして本番に臨み、鐘三つを鳴らした中からグランドチャンピョンが気まる。
最近の番組を観ていると圧倒的に多いのがグループで歌うJ-popsというジャンルの曲だ。IVYの若い頃もロカビリーとかポピュラー音楽も流行したが、今の若い人が歌う日本語の歌は、どうも苦手だ。
番組は途中から観ていたが、二十代の娘さんと、その父親がテ゜ュオで歌った曲が耳に心地よく響いてきた。もしかして鐘三つかなと思ったら、鳴った鐘三つが。その鐘三つを鳴らした出場者がステージ中央に並び、いよいよグランドチャンピヨンが発表される。IVYが思っていた通り、その親子に決定した。その瞬間、娘さんは冷静だったが、お父さんが感極まって目を真っ赤にしていた。その親子が歌った歌詞は、ストレートに響き、理解できた。だが、曲のタイトルを聴き逃してしまった。
NHKにメールで問い合わせたら返事のメールが届いた。
AIさんという女性アーティストが歌う「story」という曲だった。AIさん、IVYの知らない歌手だった。曲も聴いたことがない。ネット検索してstoryという曲の歌詞を読んだ。著作権の問題があり、ここに書くことはできないが、今、若い人に絶大な支持を受けてヒット中の歌詞は、なるほど、なるほど。
ネットの楽曲配信サイトに飛んで曲をダウロードし、携帯に転送して、実際に聴いてみた。
携帯に接続したイヤホーンでstoryを聴く。この曲をお父さんが高音を担当して歌った。そして娘さんとハモッた。感動してしまったよ。もしかしたら、毎年、三月に放送される全国チャンピョン大会に出場できるかな、いや是非、出場してほしい親子だ。
いいね、こんな曲をお父さんと歌えることができた娘さん。ふと思う。IVYも孫が、もう少し成長したら、一緒に歌いたい。長生きしなければ。


青い空が戻ってくる、気温も幾分あがり久しぶりに車を走らせる。
ここは隣の街、東御市田中にある「御菓子の花岡」だ。バレンタインを間近に控えて店内もチョコレートの甘い香りが漂う。
花岡さんのチョコは全て店内の手づくりだ。違ったチョコを一つ一つ求めるのもいいし、贈り物用として洒落たパッケージにセットされているのも、皆、選ぶのに迷うほど綺麗にディスプレーされている。
カミさんも誰れに贈るのか、いくつも買い求めていた。それにしても趣向を凝らしたパッケージの数々。中には重厚な洋書をイメージした箱や、食べた後、インテリアとして飾っておけるものまで、見ているだけでも面白い。
買い物が済んでから、久しぶりに花岡のケーキセットを注文してから隣接する白壁の蔵を改装して作られたギャラリー「胡桃倶楽部」で高校で美術を教える先生のギャラリーを観る。
昨年の夏に、ここで友人でもある写真家の初個展が開かれIVYもお手伝いした場所だ。このくらいの照明だとギャラリーの雰囲気があっていい。そういえば友人から、四月に小諸でも個展を開くので、その節も、よろしくと云われている。
ギャラリーを観終わってテーブルに付くと、注文しておいた紅茶のシフォンケーキとコーヒーが運ばれてきた。昨年の夏以来だな、花岡のコーヒーは。
花岡を後にして小諸に戻ることにしたが、同じ道を走ってもと旧道を走ることにする。左岸に千曲川の流れを見ながら走っていると青い空に、くっきりと雄大な浅間山連峰が見え隠れする。里は雪も融けてしまったが、真っ白な浅間山がキラキラと輝いている。
アッ温泉にでも浸かって帰るか。いつも車のトランクには入浴道具が一式入っているので心配はない。車は右折して布引温泉「こもろ」へ。日曜日の夕方の時間は混んでいた。駐車場は満車。一台空くまで待機だ。みんな温まりにきたのだろう。家族連れが多い。一時間も湯に浸かり、露天風呂から迫力ある浅間山を間近に見る。トンガリ屋根の建物は小諸高原美術館だ。その緑の樹木の↓に千曲川が流れている。湯船から首だけ出して、ぼんやりと浅間山を眺める。いつも湯あがりに飲む「八ヶ岳牛乳」が美味しい。

低温注意報が出ています。明日の朝もマイナス10度の予報。
底冷えのする夜には、少し暖かくなる話でもと書棚なから一冊の本を取り出す。
紅茶のことなら、この方の本でしょうね。出口保夫著「英国紅茶への招待」ご子息の出口雄大さんが素敵なイラストの挿絵を描かれています。本文もいいが、この癒し系のイラストを見て買い求めた本です。
IVYの書棚にも、今夜登録しましたのでご覧になってください。
IVYがイラストの真似をして描き始めた頃ですから、もう10年も前の本ですが、いつ読んでも楽しい本です。
このところ底冷えがするほどの寒さが続き、一日に五杯もブラックコーヒーを飲んでいたら、少し胃が変です。そうだ紅茶と云う手もあったではないか。何事も形から入るのがIVY。食器棚から出してきたのが、この陶器でできたエキゾチックな絵柄の茶壷。まだ、いくつかあるが、この壺にtwiningsのアールグレイ茶を詰める。夜、飲むには刺激が少なく、さっぱりとした香りがいい。
昔は紅茶缶に詰められたフォートナムやハロッズ、ブルック・ボンド、メルローズなど買い揃えたりしたが、今は年金暮らしの身となり、身分相応に詰め替え用の茶葉を買ってきては、茶壷に入れる。
ただし、紅茶の淹れ方だけは、手間暇かけて愉しむことにしている。今夜もしんしんと冷え込んできた。もう一杯淹れることにしよう。これなら眠れる。いえいえ、寝る前にコーヒーもOKのIVYである。



