信行道場成満と新緑の身延山参拝

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写真は5月19日の早朝、信行道場から久遠寺へ向かう修行僧の行列!!

菩提寺の住職のお弟子さんとなる裕皓(娘婿)さんが日蓮宗 身延山信行道場入りをなさったのは早春の四月十五日だった。

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住職のお言葉では"徒弟裕皓は、信行道場の修行に際し、「行学の二道を励み候べし。行学は信心よりおこるべく候。」宗祖の聖訓を旨とし、4月15日に信行道場に入場以来、止暇断眠の三十五日間の修行に精進致して居ります。今後、僧侶として歩むべき基本の指導や実習を重ね、種々体得している事と存じます。"と今回の信行道場成満 身延山参拝の檀信徒宛に送られてきた案内文に書かれておりました。

あれから早いもので、いつのまにか新緑の季節を迎えた5月18日の午後、住職共々私たち檀信徒11名は身延山へ出発しました。信行道場明けは、その翌日でしたが、久遠寺本堂で行われる朝勤参拝が朝の5時過ぎから始まり、信行道場修了に伴う教師認証式に立ち会うために前日から身延入りをしておりました。

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私たちは5月18日の午後4時過ぎに身延山久遠寺に近い本行坊という宿坊に到着しました。

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この日はお天気も良く身延のお山は全山若葉一色に萌えておりました。そして青い空と若葉のコントラストが素晴らしく裕皓さんの晴れの日を祝福するかのようでした。身延のお山の一番高いところにある本行坊で、休憩してから夕食前に夕闇迫る久遠寺へ散策に出かけました。



本行坊から歩いて10分位でしょうか、久遠寺の境内に人影は見当たりませんでした。
これが明朝の4時過ぎには全国各寺から信行道場成満を待つ檀信徒の皆さんが、それぞれお出迎えの為に、ここ久遠寺に集まってまいります。

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5月19日は午前3時半の起床で久遠寺へ行く。
報恩閣から入場し檀信徒のみなさんが、朝勤参拝のため本堂へ進む。

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このところ毎年のように万燈で身延山に来ているが本堂内に入るのは輪番給仕以来、久しぶりのことで緊張する。

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本堂内での撮影は禁じられていたが、朝勤参拝が終わると引き続き、信行道場修了並びに教師認証式が祖師堂で行われた。
平成24年度第1期の日蓮宗 信行道場に入場された方は、全国各地から70余名にも及んだとお聴きしました。若い人ばかりではなく、お年を召された方もおられたそうです。この中に裕皓さんがいるはずですが、ピーンと張りつめた空気が漂う中で、第92世 内野日総 法主猊下が教師認証の証を読み上げられる声が祖師堂内に厳粛に響きわたります。

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無事に教師認証式を済まされ、祖師堂前で記念撮影に移られました。
これで裕皓さんは正式に日蓮宗 尊立寺 副住職 鈴木裕皓上人に就任されたことになります。
まだ少し緊張した面持ちも感じられましたが、三十五日間の厳しい修行も、この瞬間だけは忘れて晴れ晴れとしたお気持ちで記念の写真に納まったことでしょう。シヤッターを切るivyの手も震えておりました。

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教師認証式が終わって境内に出てきました。午前8時ころでした。これから本行坊に戻って朝食となります。
雲一つない五月晴れの空を背景に五重塔が美しく映えていました。

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朝食を済ませて車で信行道場へ移動しました。
ここが入口で、更に石階段を登って行きます。

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やっと信行道場の正門が見えてきました。

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門をくぐると道場の事務所があり、11時から境内に入れると貼り紙がありました。
今か今かと一時間ほど待ちましたか、やっと開門です。
道場を見上げれば看板が掲げられていました。

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扉が開き道場内では、皆さんが、最後の別れを交わしているところでした。
厳しい三十五日間の修行で共に過ごした同期の絆は、これからも永遠に続くことなのでしょうね。

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帰り支度を済まされた方から順に玄関に出てきますが、なかなか裕皓上人が出てきません。
アッやっと重たそうなスーツケースなどを持ちながら現れました。
出迎えた檀信徒の皆さんが、荷物を運びだしていましたが、裕皓上人のお顔を拝見した時、我々に両手を合わせながら頭を下げられたのにはシャッターを切る手が一瞬止まって目頭が熱くなってしまいました。

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そして誰よりも先に裕皓上人を見付けて駆け寄って行ったのは、他でもないご子息のコーちゃんでした。今年から幼稚園に通われるようになった三歳の眼は、長く留守していたお父さんをジッと見つめていました。

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住職他、檀信徒の皆さんや山梨から駆け付けた裕皓上人のご両親に出迎えられ、これから日蓮聖人の御墓へ僧侶となったご報告を兼ねて初めての読経をするために移動しました。
道場でお父さんを出迎えてからずっと離れずに手をつなぐ親子の姿を追い続けていました。
コーちゃんもお父さんの跡を継ぐのかな、フッと、そんな予感を感じながら日蓮聖人の御墓へ。

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輪番給仕に来ると、必ず参拝するところです。裕皓上人が読経する横にコーちゃんが。
こんなに小さい子が「南無妙法蓮華経」と大きな声でお題目を唱えておりました。

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お参りが済んで日蓮上人の御墓で記念撮影です。

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5月19日の夕方に小諸に帰って寺本堂で道場成満帰寺報告がありました。
その後、庫裏で茶話会が開かれ、住職が嬉しそうに教師認証の証を披露されました。

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やっと我が家に帰ってきたお父さんの横に笑顔のご子息がおりました。

檀信徒の皆さんお疲れ様でした。次は秋の万燈ですね。
正式には八月のお施餓鬼に合わせ鈴木裕皓上人の副住職就任のご披露とお祝い行事を計画しているそうです。

PS

日蓮聖人の御墓の前で撮影した記念写真にテキストでタイトルを挿入しましたが、修了を終了とタイプミスしてしまいました。訂正してお詫びします。
既にお寺さんへ記念写真をプリントアウトして参加者分をお渡ししてきてしまいました。ivyが、やりそうなことです。「いつもの、おっちょこちい」は直りませんね。

そして一つの記事に21枚もの写真を貼り付けのも初めてのことです。
スクロールするのも大変と思い、横幅600ピクセル縦幅を350ピクセル前後に設定しています。
こんなに長文になるとは思いませんでしたが、これもivyの癖ですのでご容赦を。
最後までお読みいただき感謝です。
ありがとうございました。
コメント

おうみさん。
コメントが遅くなりました。
昨年の身延の万燈の記事に書きました確かに。
本堂の階段に疲れて座り込んでしまった檀信徒のみなさんにカメラのレンズから覗いたときに「そう思いました」。

  • ivy
  • 2012/06/10 00:12

この記事を読んだあとに、「私と仏さん」の記事をざっと再読しました。
ivyさんと菩提寺さんはとても近い関係にあるのですね。昨年の記事に
「ここに来なければ味わえない満たされた気持ち」という言葉を見つけて、
そういう場所があることが羨ましく感じました。

  • おうみ
  • 2012/06/07 20:30

裕皓さん。
喜んでいただき嬉しいです。
第一期生は新緑の季節でしたから、写真も清々しく撮れています。
寺に戻られて、少しは落ち着かれましたか。
万燈、お施餓鬼と続きます。
またお会いできますね。
頑張りましょう。

  • ivy
  • 2012/06/01 23:57

IVYおじさん。
早速先日いただいたDVDを拝見し、当時の様子を思い出してとても感動いたしました。
本当にありがとうございました。
また、私はカメラ等は持っていなかったものですから
こうして記録に残してくださって、とてもありがたく心より感謝申し上げます。

そして、山梨の両親のもとへも写真が届いたと連絡がありました。
親孝行までさせていただきまして、何と申し上げてよいのか…。

本当にありがとうございました。

  • 裕皓
  • 2012/05/27 00:32
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