志賀直哉も愛飲したLIPTONの青缶

たまる一方の愛読誌「サライ」のバックナンバーを時々、整理しては処分している。

サライの創刊は1989年だから今から28年前のこと、あの頃、私は五十代になろうとしていた。

まさに熟年情報誌として華々しくデビューしたサライで月、二回の発刊スイルだった。

読む場所は通勤電車の中だった。

まだ携帯電話が日常品でない時代で、車中は新聞、週刊誌などなど紙媒体のアナログ時代でした。

 

創刊号から定期購読していたが、いつのまにか記念の「創刊号」を紛失してしまい「創刊二号」から、保存していたが、今年の冬に思い切って残しておくのと、処分するものを分別したので手元に残ったのはわずかだ。

 

いつも利用するのはBOOK・OFFだが、店頭で見つけた「サライコーナー」。

あるある、もしかして私が処分したサライも置いてあるかなと見ていたら、1995年の8月に発刊されたサライの表紙見出しに「志賀直哉 無駄のない贅沢」の赤文字が目に飛び込んできた。私が55歳の時に発刊されている。はて??読んだかな・・・・・。

 

思わず買ってきてしまった。

今のサライは紙質は良くなっが、重い、分厚い。昔は月二回の発刊だったのが今は月一回となった。

雑誌は編集長によって、体裁も記事も変わってしまう。

 

手に取って読んでいたら「食事・おいしいものには目がなくて 志賀家の食卓はイギリス風」の記事にリプトンの青缶の写真と記事が「紅茶党で甘党の志賀直哉は、たっぷりのミルクと砂糖を入れて大振りのカップで毎朝2杯飲んでいた・・・・」と書かれていた。

 

リプトン紅茶は知っていたが、青缶。

さて、どんな紅茶なのだろうか、と調べてみたら、日本では明治40年から発売されていて現在でも売られていた。

セイロン茶「青缶」エクストラ・クオリティという商品名で売られているらしい。

 

即、ネットで検索し買い求めてしまった。

届いた箱を開くと、どでかい、まさに青缶が表れた。

内容量450g、賞味期限は2020年と書いてある。

紅茶は、これまでも、いろんな缶に詰められたものは買い求めてことはあるが、これほど大きいサイズの缶は初めてだ。

早速、試飲するが、「あっさり」とした味で癖がない。香りは、嗅覚ゼロの私には関係なし。残念だが、

ミルクと相性が良いこともわかった。

 

これで紅茶は当分の間、買うこともなさそうだ。

紅茶缶で、これまでもイラストで描いたことはあるが、立方体は難しい。それも正方形だ。

ここは、遊び心でサラッと描くしかない。

文字を添えれば絵手紙にもなるが、しかし余白もない。

 

余談だが、明治の時代に活躍した文人たちの粋でお洒落な暮らしをエンジョイしているのもいいね。

夏目漱石も、そんな感じだね。

「無駄のない贅沢」か。いいことばだな。

 

 

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